2008年1月19日土曜日

『ウルトラバロック』


友人から押し貸しされれた写真集。
『ウルトラバロック』 小野一郎 新潮社

「バロック様式とは、もともと『歪んだ真珠』という意味で、ルネッサンスのような正統な様式に対して異端であることから、その名が与えられました。その異端の様式がメキシコに集められた世界中の様式をのみこみながら、さらには古代アメリカの土着の感性とも融合し、建築を隙間恐怖症とでも呼べるように装飾でびっしりと埋めるようになります。これがウルトラバロックと呼ばれるゆえんです。つまり、バロック中のバロック、異端中の異端ということなのです。」

昔から、マヤ文明が好きでした。
石柱にびっしり刻まれたマヤ文字。
多くの装飾品を身につけた神々のレリーフ。
マヤ芸術は、私の美意識に大きな影響を及ぼしました。

その土地で、1000年ほど後に栄えたのが、ウルトラバロックという芸術。
過剰な装飾と鮮やかな色彩は、まさに、3D曼荼羅。
目が疲れます。
磔のキリスト像は、体中の傷口から血がだらだら…
恋月姫の「血の涙を流すルチア像」のモデルとなった、守護神の人形の写真も載っています。

メキシコはおもしろい。
久しぶりに、中学のとき買ったマヤ文明の本を発掘しました。