2009年7月16日木曜日

『欲望する脳』


先月書いた、ちくまの本を読んで
今まで食わず嫌いしていた茂木健一郎の文章を読み再考。
新書を図書館で借りる。
茂木健一郎 『欲望する脳』 集英社(集英社新書) 2007


先入観はいかんなと思う。
でもメディアに露出する人が、
そんなことを心配していないと思うので全然大丈夫だと信じます。
はたして脳科学者と言う肩書きは、この本に必要なのでしょうか。

「多重文脈者」という言葉は誰が作ったのか分からないのですが、
近年の、妙な「自分らしさ」「本当の自分」「アイデンティティー」ブームを考えるにはよい用語だと思う。
今はもう廃れているのでしょうか。
個人主義は無関心とは違う、と言う言葉を、私はまだ理解出来ていないのです。

全ての会話や行為が、ネタや、笑いを取る為のじゃれ合いとなってしまう今、
2チャンネルやサイバー空間を真剣に語る事が避けられてるし、
バーチャルはバーチャルと、切り捨ててはいけないという思想も不十分だと思う。
インターネットで得られる情報は安易に信用してはいけないと、当然のように語られる横で、インターネット上の書き込みで脅迫罪と認定されている。

哲学は科学より先行しなければならないという主張は切実です。
資本主義社会での矩は、「己の欲望を満たすこと」。
哲学の介入の余地が、まだ、あるでしょうか。

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