去年ドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を見てから私はすっかりコンテンポラリーダンスの虜です。足首を痛めていたのに、映画を終わった後、劇場の前でジャンプしてしまったぐらいです。そういえば、東京レズビアンゲイ映画祭で上映された『夕立ちのみち/Cloudburst』にも、コンテンポラリーダンスのダンサーが出てきました。
ダンスが身近にあるときは、いつも、昔見たラテン系ダンスの舞台映像を思い出します。問題のある解釈だとは思いますが、ダンスってセックス(性行為)の延長線上にあるんだ!と完全に魅了されて、画面から目が離せなくなりました。当時の私は、自分の身体について酷く悩んでいました。自分の身体に完全にアイデンティティーを失い、顔の筋肉は強ばり、猫背で脚を引きずるようにしか歩けなかった私には、全身の体を大胆に使って汗をかき喜びを表現するダンサーたちが、とても輝いて見えたのです。そして、「これが巷で噂のセックスか!そうか、この人達は楽しいのか!」とチェリーな発想をしたのでした。いまでもあの感覚は、初めてAVを見た衝撃、としか形容できません。
さて、ダンストリエンナーレトーキョー2012で見た作品は2つ。
オムニバスのダンスフィルム『ダンスと都市空間・ダンスと建築』と、ヤスミン・ゴデールの『LOVE FIRE』でした。
本当は、日本人の舞台を複数上演する『JAPAN FOCUS』というプログラムも見るつもりだったのですが、チケット予約だけして安心して支払いを忘れるという失態を犯して見る事ができませんでした…!ばかっ!
『ダンスと都市空間・ダンスと建築』@渋谷イメージフォーラムは都市工学を勉強中の友人と見に行きました。
ラインナップは以下。
『風の景色』監督:大内田圭弥 振付:土方巽(1976)
『ダニエル・シュミットの大野一雄』監督:ダニエル・シュミット 出演:大野一雄 撮影:レナート・ベルタ(1995)
『水の話』監督:ヴィットリオ・ネヴァーノ 振付:カロリン・カールソン(1988)
『私のタンゴ』監督:ヤナ・ボコヴァー(1985)
『スティック・オン・ザ・ムーブ』監督:プー・ケイ+エリザベス・ロス(1983)
『ルーフ・ピース』監督:バベット・マンゴルト 振付:トリシャ・ブラウン(1973)
『ビルの側面を歩き降りる人』振付:トリシャ・ブラウン(1970)
『ヤマカシ』監督:アリエル・ゼトゥン 原案:リュック・ベッソン(2001)
『Mammame』監督:ラウル・ルイス 振付:ジャン=クロード・ガロッタ(1986)
『サーカムナビゲーション(リガ)』監督・振付:N+N・コルシノ(1992)
『トピックII』監督・出演:パスカル・バエス 出演:サラ・デニゾー、ローレンス・ロンドーニ、ジェローム・ベル(1989)
『Muurverk』監督:ヴォルフガング・コルブ 振付:ロクサーヌ・ウィルマン(1987)
『ローザス・ダンス・ローザス』監督:ティエリー・ドゥ・メイ 振付:アンヌ=テレサ・ドゥ・ケースマイケル 出演:ローザス(1997)
全部良かったのですが、その日は『ダニエル・シュミットの大野一雄』がどんぴしゃりでした。ダンス、風景、音楽、水の音、汽笛、全部ステキです。
ヤスミン・ゴデールの『LOVE FIRE』@青山スパイラルホールは、会社の後輩と見ました。1ヶ月ぐらい前から約束していたのに、チケット買えませんでしたと平謝りして、2人で当日券に並びました。はー、緊張した。買えてよかった。
ポップで残酷で、情熱の率直さが可愛らしくて狂気的でもう「私は何を目撃してしまったのか」という感想です。ゴムで出来た内臓が飛んで来たり。ほんとチケット買えてよかった(涙)
その日は、『LOVE FIRE』の後、ひとしきりお互いの好きなものを語って、野外で行われていた東京ELECTROCK STAIRSのパフォーマンスを見ました。そのまま帰るのは申し訳ないので、渋谷パルコで行われていたCP展も見て、後輩とさよならしました。
そして私はその後は別の友人と、新宿2丁目で行われたイベント「真夜中は別の顔」に行きました!満足、満足。
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