数年来憧れてきた、銀座のヴァニラ画廊に行ってきました。
いつも痛そうな展覧会ばかりで、ちょっと勇気が出なかったの。
■展覧会特別トークイベント&パーティー
飯沢耕太郎(写真評論家)
カイザー雪(Tokyo Wrestling編集長)
パリで活躍中のEmilie Jouvetと、ベルリンで活躍中のGoodyn Greenの写真展です。
2人の共通点は、本人がレズビアンで、そしてレズビアンの写真を撮り続けていること。そして、「姉妹的」「ソフト」「遠慮がち」な従来のレズビアンフォトグラフィーの対して不満を抱き、彼女らは「リアル」「ハード」「筋肉質」な写真を積極的に撮っています。
写真の見方なんてちっとも分からない私には、飯沢先生のものすごく分かり易い解説が大変ありがたかったです。すごく勉強になりました。
飯沢先生とカイザーさんの、EmilieとGoodynの比較をまとめると、
Emilie Jouvet
スナップ的(ナン・ゴールディンの影響)
日常的、個人的、距離が近い
パリの保守的な被写体、フェム対ボーイ
外見では分かりにくい、フェムの存在を可視化
Goodyn Green
ポートレイト、商業的
虚構的、プロジェクト的、挑発的
ベルリンの開放的な被写体、アンドロジナス
ゲイポルノのレズ版の作成。レズビアンの為のエロ写真集
こんな感じでしょうか。
確かに解説を聞いてからだと、違う写真に見えてくるわ…
Emilieの作品はクラブやパーティーのスナップなので、とても内輪な雰囲気。一方、Goodynの作品は、ファッション雑誌のグラビアの様で、一見して「レズビアンだ」と分かる雰囲気。世界のどこかで、こんな情熱的な作品を作っている人がいるなんて、なんだかそわそわします。
そして大変大変興味深かったのは、カイザーさんによる用語解説。
世界各地でゲイ&レズビアンカルチャーが注目されるなか、カウンターカルチャーとして、ダイク&クィアというコミュニティが興隆しているそう。
ゲイ&レズビアンは比較的男役・女役が固定しているが、ダイク&クィアは役割が流動的でグレーゾーンが広い。とのこと。
今回の展覧会の被写体にも、どれも「女性らしい」格好をしている人、どれも「男性らしい」格好をしている人、気まぐれに両方着こなす人、がいます。
選択肢は多いにこしたことは無いよね。グレーゾーンも幅広く!
ところで、飯沢先生のコラムすごい→Photologue

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