2015年12月23日水曜日

なんで「同性婚反対」のゲイとレズビアンがいるの?

渋谷区と世田谷区でのパートナーシップの証明書発行のニュース、宝塚市や那覇市などでも同様の動きがあり、
私は友人たちと素直に喜び、祝杯をあげたりしていた。
「あ、私はレズビアンなんだと」自覚し覚悟した時、
同時に捨てざるを得なかった「結婚の可能性」が、なんだか復活しそうだからである。

同時に、SNSや、新聞の記事や、電車の中や、飲み屋の隣のテーブルから、多くの反対意見を聞いた。
もちろん、ゲイやレズビアン、バイセクシャルの友人たちからも。
2、3年前から思っていた、なんで「同性婚反対」のゲイとレズビアンがいるの?という疑問。

それが解決しそうなので少々頭の整理を。
きっかけは、伏見憲明さん主催の読書会で、渡辺秀樹、竹ノ下弘久編集『越境する家族社会学』に収録されている、
小倉康継「家族のそのさき、絆のそのさきーー「ゲイのエイジング」というフィールドワーク」を読んだからである。
(実は諸事情により、読書会は欠席したんだけど…)


以前からだいたい分かっていた、
同性婚反対のゲイやレズビアン、バイセクシャルの方々の主張は以下のようなものだ。
1、いろいろな理由で、結婚は男女のものでしょ、と思っている。
2、反対しているのはパートナーシップ条例の中身や効力であって、同性婚ではない。
3、反対しているのはパートナーシップ条例の作り方であって、中身ではない。

それに対して、私は冷淡だが以下のように思っていた。
1、あなたの理想の結婚はどうあれ、それを他人に強制する権利はないと思う。
2、今ある条例は、あなたが求めていたものではないかもしれない。でもそれによって救われる人をあなたは否定できないでしょう。
3、決定してしまったことを後から文句言うのは誰だってできる。大切なのは、同じ過ちを繰り返さないように、意見を伝える努力をすることなんじゃないかな。

しかしながら、イマイチ良い答えが考えられない反対意見があった。

4、同性婚なんて、古い社会制度を維持するだけだ。何の問題解決にもなっていない。

というもの。
次元が違う。何を指摘されてるのかすらわからん。
2番と同じ「今ある条例は、あなたが求めていたものではないかもしれない。でもそれによって救われる人をあなたは否定できないでしょ。」っていう答えで心を落ち着けちゃうのも良いのかもしれないけど、でももっと大事な考え方のような気がして 。
安易に答え出しちゃいけないぞ、と思っていたのです。

そして、読んだ。
小倉康継「家族のそのさき、絆のそのさきーー「ゲイのエイジング」というフィールドワーク」

わかったのは、みんな「家族ってなんだろう。自分は誰と生きてゆくんだろう。誰と死ぬんだろう。」ってことを、ずーっとずーっと考えてきたんだ。ということ。
そして、結婚制度の外で、パートナーと長年幸せに暮らしている友人、たくさんの友達に見守られてゆく友人、一人で死んでゆく友人を、たくさん見てきたんだ。
そして選択しないと決心した、現行の結婚制度は、対象が同性含むようになったからって、歓迎できるものじゃない、ってこと。

私、結婚や社会学には詳しくないけれど、
自分の祖父母や親の世代のように、
「男が外で働き、女は家事と子育て」という家族が、もう既に主流ではなくなっているというのはわかる。
なんでそんな歪な家族が必要だったかというと、それは、高度経済成長を効率良く支えるためだったかもしれない。

今は「男も女も程よく働き程よく遊び、子育てするなら2人で」って言うのが良いとされているような気がする。
結婚して子供がいる家族も、子供がいない家族も、事実婚の家族も、離婚して以来一人の人も、シングルファザーも、シングルマザーも、血縁関係のない人たちで住んでいる家族もたくさんいて、こんなにシェアルームやシェアハウスが流行り、いろいろなコミュニティーが出来上がっているのに、国に認められている関係が現行の結婚だけっていうのは流石におかしい。

結局、同性婚が認められるようになったって、本当に必要な「家族概念の拡大」にはちっとも寄与しない。それどころか、家制度や恋愛至上主義の延命になるだけだ。


だからわたしは、この4つ目の主張に対してはこう答えようかと思う。
いま、同性婚できないことで困っている人たちはたくさんいる。結婚できることが、支えになる人もたくさんいる。
でも、それだけじゃ、当然だけど、とてもじゃないが全員を救うことはできないと思う。
そして多分わたしは、いまの日本の結婚制度のままでは、同性婚が可能になっても利用しないと思う。

2015年12月18日金曜日

12月13日福生市LGBT講座、記録

12月13日、虹色とんちーさんの福生市LGBT講座に呼ばれて、当事者として自分の体験をお話ししてきました。
犬童一利監督の「カミングアウト」上映会のあとの対談です。お相手は、友人のななさん。二人とも、レズビアン。忘れないうちにメモしておきます。
聞いてくださった皆さん素敵な人で、泣きそうになりました。

  

映画「カミングアウト」の感想
私は、見るのは2回目。良かった。
1回目見た時、犬堂監督に「監督がゲイだったら殴ろうと思った」とか言っちゃったけど、今回は良かった。ごめんなさい。
最初、なんでそんなこと思ったんだろうと考えてみたんですが、
多分、映画に、想像の範囲外なことが起きないから。
カミングアウトしたらこんなことが起こるんじゃないかとか、一生懸命想像したり、
ゲイバーで聞く先輩方の失敗談とか、
カミングアウトしようとしている友達から聞くこと、そのまんまだから!


実際カミングアウトしてどうだった?
実は、「気持ち悪い」とか面と向かって言われたことはない。
友達関係は、静かに飲み会の誘いが来なくなるとか、そんな感じ。
兄には、「家族の性生活に興味ねえ」って言われた。後から考えるとひどい言葉だけど、その時は、肯定されたと思っちゃった。


カミングアウトするまで(1)自分のセクシャリティを受け入れる
カミングアウトしよう、って覚悟が決まると案外楽で。大変なのはその前。
私、高校生の時、「レズ」って単語しか知らなかった。
「レズ」ってネット検索すると、ほとんどAVの情報しか出てこない。
だから私、将来AV女優になるしかないんだって本気で悩んだ。
「レズビアン」ていう、自分を説明する言葉を手に入れた途端に、私は「レズビアンらしく生きなきゃ」と必死になった。
レズビアンらしい服装、レズビアンらしい立ち振る舞い、レズビアンらしいお酒の趣味、とかなんかそうゆうものがあるんじゃないかって思って、必死に頑張ってた。そんなものないんだけどね。それがわかるのに2、3年かかった。

ななさんの場合
自分はテレビで「変態」って笑われる人たちになるんだと、思った。
この子が好き!って気づいた時に、「男にならなきゃ」って思い込んで、しばらく自分をFTMだと思っていた。それが違うって気づいたのは、初めて自分以外のレズビアンに会った時。
しばらくは、レズビアンだというよりも、バイセクシャルって言ったほうがなんだか広く社会に受け入れられるような気がして、ずっと周りにはバイセクシャルって嘘ついてました。


カミングアウトするまで(2)自分以外のセクシャリティを知る
私もななさんも、生まれながらに多様性なんて持ってないんです。
実は、ものすごい勢いで、自分の中の偏見と出会い、乗り越えているだけです。

私は、2丁目に通いだしてすぐのとき、男っぽい2人のレズビアンが、恋人同士だって聞いて、もうびっくり仰天した。2人とも男役じゃないの!?って。
異性愛規範を私も持っていることに気づいた。
バイセクシャルって、彼氏も彼女も両方欲しい人でしょ。ゲイって別に女ともできるんじゃない?とか、手術してないのにトランスジェンダーって名乗ってるの?とかものすごい偏見の塊だった。一個ずつ、「あっ、違うんだ!」ってちゃんと自分の偏見を恥じてきた。
初めてMTFレズビアンに会ったときは、「わー!初めてMTFレズビアンに会いましたー」って言いそうになった。自分が「レズビアンに初めて会いましたー」って言われてちょっともやもやっとすることを、私が、やろうとしてた。
自分以外のレズビアン、自分以外のセクシャリティの存在を知って、自分がどう生きたいかとか、もうそんなカテゴライズに惑わされる必要はないとか気づく。
時間がかかることだと思います。


カミングアウトした後
カミングアウトは出発点で、それからが大変。
「レズビアンもスカートはくの?」とか
「男の子になりたいの?」とか
誤解はたくさんある。
でもだいたいもう怖いものなし。何聞かれても冷静に答えれるかな。


印象的だった参加者の言葉
セシャリティが揺れるというのに、驚いた。みんな小さい時から、ゲイだってわかっているものだと思っていた。でもそれをちゃんと受け入れるのに時間がかかるって、今回初めて知った。
息子には自由な生き方をして、いろんな人を受け入れられる人になって欲しい。
いま、誰にも言えないで苦しんでいる人がきっと知り合いにもいる。私がこのLGBT講座に行っていることを知って、少しでも楽になってくれればいいと思っています。
LGBTらしくじゃなくて、みんなが自分らしく生きれるようになるといいね。

2015年10月30日金曜日

科学とか基準に対する愛憎

お仕事で日本語教育にかかわってきて、もやもやすることがよくある。

■日本語教師の待遇について。
不思議なことだが、国内でも海外でも、
日本語教師の給料は、だいたい英語教師の半分らしい。
原因は、無料で日本語を教えるボランティア精神旺盛な日本人が世界中に存在すること!
通訳とか日系企業に勤める方が、条件も良いし、家族もそう勧める。
そんな中、日本語教師をやり続けている人たちの情熱はすごい。
ほとんど奉仕(最低賃金法違反)みたい。
その情熱に当たりすぎると、ちょっと、具合悪くなっちゃうときもある。

■日本語教育を期待する企業について。
安い労働力がほしいが、自分たちが外国語を覚えたり、
外国のやり方を理解したくない人たち。
斜に構えすぎかもしれないが大体こんな感じだと思っている。
日本語を話せるアジアの学生達をブリッジ人材とか言ってるけど、
言語をいくつ話せたって別に、自分と違う文化に対して理解があるわけじゃないよね。
他人の意見を受け入れなかったり、社会の常識とやらをまったく疑わない人だっているよね。
ボーダレスとか言うのに、よっぽど国境に惑わされてる会社のような気がする。

■日本語教育を期待する企業の学生たちの評価について。
日本の有名大学の学生のことを「勉強しかしてきてない」、
アジアの国立大学の学生のことを「本当に優秀な学生達」とか言っているのを聞いて、なんだか非常にすっきりしない。
そんでもって、
アルバイトやいろいろな学生団体に所属している日本の学生達を高く評価し、
少なくないアジアからの留学生達が、学業をおろそかにして「アルバイトばっかりしている」ってことを嘆いている。

■日本語教育関係の論文について。
「質的研究」っていう単語がほとんど言い訳みたいに使われていて、
調査人数一桁とか十数人の論文発表がいっぱいある。



何を考えているかっていうと、
私は常に、科学的とか、正しいとか、標準とか、伝統的とか、なんかそうゆうのを疑っていて生きていきたいと思っていたんではないか。
同時にそういう基準が、気になって気になって仕方ないぐらい大好きなんだけれど。

でも、なんていうのかな、いま目の前にしている日本語教育は、ちょっと違う。
だって基準なんてちっとも大事にされてないし、情熱と感情で支えられてる。
(そのように見せているのかもしれない)
それが素晴らしい!って思えない私がいる。

2015年7月29日水曜日

健康になりたい!

そもそもいろいろ問題がありすぎて、
何が原因で何が結果かわからないのだが、
なんかこう頑張って健康になろうとして試行錯誤しつづけて、やっと今低用量ピル飲んでいる。
そこに至った考えを素直に書いておこうと思う。


実際に飲んでどうだったかとかは、また後日。


■基本的な体調

・薬苦手。よく副作用出る。麻黄湯で吐き気がする。湿布でかぶれる。
・化粧品でもよくかぶれるので基本化粧なし。かろうじて使う化粧品はちふれ。お手入れはニベアかオロナイン。
・冬は毎日養命酒を飲む。飲まないと、足が冷たくて寝れない。
・慢性的な肩こり、頭痛持ち。
・ニキビがよくできる。疲れるとすぐヘルペス発症する。

■月経前症候群(PMS)
ニキビが顔にできる。わかりやすい…
気分の落ち込みがひどい。毎回自殺を考える。
ほとんど病んでる。
実際、私は高校から大学卒業まで抑うつ状態でして、心療内科にも行って、3年ぐらい薬も飲んでいたんですが、その原因はPMSだったんじゃないかと、今では思っている。
鬱の時はなるべく日記を付けるように頑張っていたのですが、それを見る限り、パニックになって一日中泣いていたり、「私は死ぬべきなんだ、それが最善な答えだ」とか振り切れたこと書いている日は、ほとんど生理1週間前。
生理が始まって2日目ぐらいになると、ケロッと何を悩んでいたかすら忘れてて日記も書いていない。
現在も、仕事辞めるべきだ、やっぱり私死んだ方がいいんだよね…とか考えるのは決まって生理前。

■月経痛
初日が酷い。
立ち上がれない。座れない。歩けない。最悪、吐く。
正直休暇は1日じゃ足りない。


実は、1年前にも、ピル飲もうと思って、婦人科に行きました。
「生理痛酷すぎて、それに加えて薬の副作用あったら死んじゃいます!まずPMSどうにかしたい!」と要望。
当帰芍薬散をのんで、肌荒れと気分の浮き沈みはちょっと治ったけど、生理痛はなくならない。
次に桂枝茯苓丸を処方されるが、気持ち悪くなった。
のぼせてふらふらしていた。
その旨を伝えたら「漢方で副作用は出ないですよ」と医者に笑われたので、それ以来その病院には行っていない。

正直医者には関わりたくないなとか思ってたけど、、
最近仕事でどうしても休めない時もあるし、出張も増えてきた。
もうどうにかしなきゃいけない。
ピル飲む前に、何よりも何よりも怖かったのは、
「飲み始めてすぐは、生理痛がひどくなる可能性もある」という一文。
そんなこと起きたら、私死んじゃう!
絶対自殺するわ!

正直、選択肢は、ピルを飲むか、子宮摘出するかどちらかだ。
と思っていたので、とりあえず薬飲む方で、頑張って準備することにした。

■身体的に健康になる
・自転車通勤 or 1駅前から歩くようにする(半年前から)
・甘い冷たい飲み物は飲まない(半年前から)
・食べたものを記録して、自分の摂取カロリーを知る。(4か月前から)
・お酒もできればなるべくあんまり飲まないように気を付ける。ビールは常備しない(4か月前から)
・隔週でサウナに通う(2か月前から)
・隔週で整体に通う(2か月前から)


■精神的に健康になる

周りの女性に、「最近ピル飲みたいと思ってるんだよねー」と言いまくって味方を探して相談する。(半年前から)
上司が随分若い時からピル飲んでいる人で、ほんと良かった!
親とか、40代以上の人は割と良い反応しない。2、30代の人は飲んでる人けっこういる。
でも「えっ、避妊薬でしょ?必要なの?」みたいな反応する人も同じぐらいいる。
毎回くじけそうになるが、そのたびに、「生理を管理したいんです!」と説明するので、なんだか目的がとてもクリアになった。




途中酷く忙しくてヘルペス発症したり、腰痛になったりしたので
体調が良くなっているのかさっぱりわからないけど、
絶対に、半年前よりすごく良いはず!

病院探すのはもうさっぱりわからん。
ネットでもどの情報信じればいいのかわからないし。
数か月前に膀胱炎で駆け込んだ婦人科が、施設もきれいでスタッフも多いし、いい感じだったから、意を決して予約した。

電話予約で理由効かれたけど、ピル処方して欲しいと言ったら、
「はい、わかりましたー」だけだった。
そりゃそうか。


若干緊張して、当日。

私:当帰芍薬散と、ピルください。
医者:ピルの目的は避妊ですか?旅行とかで1回だけずらしたい?
私:え、避妊?いや、生理痛ひどいので、生理を管理したいです。
医者:そういう使い方はお勧めしていないんですよ。
私:?
医者:え、避妊も目的だよね?
私:いえ、ぜんぜん、避妊はどうでもいいです。コントロールしたいんです。
医者:?
私:?
医者:じゃぁ、ちょっと検査とかしましょうか。子宮頸がんの検査も一緒にしますね。
私:はい、お願いします。あ、私、一応男性経験ないんですけど。
医者:?
私:えっと、男性とはしないんです。女性ばっかりで。
医者:え、あ、そうなの?まぁ、手とかでも細菌入るからねー。検査はしましょう。
私:はい、じゃあ、おねがいします。

友達で練習しといてよかった。
友達よりタチ悪かった。くじけるところだった。

飲み方とか、生理日調整の方法とかは助産師さんが教えてくれた。
「先生は男子だからわかんないんですよ。生理の日調整できるのもピルのいいところですからね。」と愚痴っていた。


お家に帰って、
病院でもらったピルのパンフレット見たら、
男女のイラストに「避妊」の文字ばっかりで、ひどくしょんぼりしてすぐ捨てた。

2015年7月6日月曜日

あなたの考えは古いと言いたい。言えない。

コミュニケーションについて悩むシリーズ。
第1弾→相談が苦手でオタク気質な私の話し方トレーニング
第2弾→人間関係を悩み続けてみる(5ヶ月目)
第3弾→エポケー(判断保留)とエンパシー(共感)について

以前ちょびっと書いたように、現在児童養護施設で学習支援をしているが、そこの方針に、全く気に入らないものがあるので、悶々としている。
賛否両論あるので、これから1年かけて、方針を決めなおすらしい。
ボランティア団体には、参加して1年未満だが、うまい感じに、方針を変えたい。
方針が変わらなかったら、このボランティア団体を辞めたいぐらいだ。


■気に入らない方針
スマホ、パソコン、電子辞書などを使った学習は、自粛するように。


■この方針がある理由
子供たちは、機械ばっかりに興味が行って勉強をしなくなる。
機械で子供たちを釣るような行為は、このボランティア団体の活動方針にそぐわない。
全員分のスマホ、PC、電子辞書を用意できるわけではないので、子供達の中に不公平感がでる。


■私が考えていること(未整理)
この方針には、「スマホ、パソコン、電子辞書は便利な道具。使い方が大事」って発想がまったくない。

正直ですね、今のご時世、「わー、パソコンいいなー私も使いたい!」「スマホかして!かして!」とか言ってる小学校高学年、中学生の方が珍しいんじゃない?
みんな、日常的に親のスマホ触っているし、小学生向けのプログラミング教室があるぐらいなんだから。

っていうか、大人が普段使っているものを子供が使ってはいけない理由って何?
危ないの? 私たちは危ないものを日常的に使っているの?
危ないけど、「便利」の方が勝るから使っているんでしょ。
便利なら使わせるべきだし、危ないなら危なくない使い方を教えるべきなんじゃない?
その危ないものの使い方を、「高校生になったらバイトでお金ためて、欲しいものは自分で買って、自分で体張って学びな」っていうのはおかしいよね。

スマホ、パソコン、電子辞書の話になったら、急に平等にとか言い出すのおかしくない?
子供たちそれそれの歩みがある。学校教育ではサポートできないところを云々、とか言ってたじゃん!
全員分用意できないことなんて初めから分かってるし、PCに興味ない子供だっているでしょ。
子供たちの興味に、こちらが合わせられるだけでいいんだよ。

子供たちが「スマホ、スマホ」言ってたってな、
スマホで何ができるか知らないんだよ!まず使わせて、何ができるか体験させなきゃ!
IT教育は、それからだ。


■どうしたいのか
リーダーと喧嘩するつもりもないが、「おかしいと思っていること」を伝えたい。
できれば、ルールを変えたい。
まずは、相手の考えを探ろう。徹底的に考えよう。


と、もやもやしていたら、
先週「小学校の英語はお遊びみたいなものだから、教えなくていい」と言われた。
なんというアナクロニズム!
今、私が担当している小学5年生は、英語でお話ししたくて仕方ないのだ。
この好奇心と、エネルギーを無駄にしたくない。
正直絶望している。もうルールなんで無視しようかな。

2015年5月7日木曜日

エポケー(判断保留)とエンパシー(共感)について

コミュニケーションについて悩む第3弾。
第1弾→相談が苦手でオタク気質な私の話し方トレーニング
第2弾→人間関係を悩み続けてみる(5ヶ月目)


シンパシー(同情)エンパシー(共感)に関しては随分前にも気になっていて、どこかにメモっていたはずなんだけれど、どこだったかしら。


最近、特に会社の上司・先輩から「すごく変わってきた」「急に気持ちよい会話ができるようになった」「メールの書き方が変わり過ぎてビビった」と言われている。
なんだか自覚症状もありまして、人の会話を聞いて「この方法じゃ伝わらないよ…」「あーこの人なんでこんな方法で言っちゃうのかな」と思うことがあった。以前は、思ったことは何でも言えば良い派だったのに…
そのとき思い出したのが、エポケー(判断保留)とエンパシー(共感)のこと。

私は、シンパシーを感じる(同情できる)人にとはすぐに仲良くなれるけど、シンパシーを感じない(同情できない)人とはなかなかうまく距離感が測れない。不配慮に「気にしすぎじゃない?」「私ならそんなことしない」とか言ってしまう。
シンパシーを表明しすぎてどん引きされることもあるのに、他人のことには興味が無いのねとか、冷たいとか、無反応だとか言われることが多かった。


そんな時はエポケー(判断停止、判断保留)とエンパシー(共感)を考える。
相手の話を私がどう思うかではなく、
「私と違うこの人は、何のためにこの発言をしたのかな」
「私と違うこの人は、今どんな状況にいて、私の言葉をどのように受け止めるかな」
とかそういうの。

シンパシーとエンパシー|Good News Collection

エンパシー(共感)とシンパシー(同情)|八代京子、荒木晶子 著『異文化コミュニケーションワークブック』

エポケー(epokhe)|日本語教師のページ

相手の話を聞く──エポケー|八代京子、荒木晶子 著『異文化コミュニケーションワークブック』

読んでないけど、たぶんこれもそんなことを書いてあるはず。
平田オリザ著『わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か』


「この会話で何を成し遂げたいか」がはっきりある人と、見失っている人のコミュニケーションは、すぐ分かる。
瞬発力と直感で、ガンガン議論して熱のこもったやり取りする前に、一歩立ち止まって、ゆっくり相手を見ることが大事。そう考えると相手の目をみるのも怖くなくなってきた。
私もここまで成長しました(涙)

コミュニケーション能力というのは、相手に媚びたり、嘘を言うことではない。
相手が求めている応えと、相手に伝わりやすい言い方があるだけ。

2015年4月21日火曜日

晴れの日の思い出

季節はずれの雨の日の後の晴天。
空は見事な水色で、風はしっとりと庭の木をゆらしていた。
天気が良いと、全てのことが問題ではなくなってしまうので、とても困る。

私は何か悩んでいたはずだ。
ぼんやりと考えていたはずだ。
窓ガラスがあまりにも透明だとか、落ちた椿のピンク色が嘘くさいとか、名前も知らない鳥のことを。

天気が良いと、全てのことが問題ではなくなってしまうので、とても困る。

10年前の毎日は、閉ざされ、暗く、冷たかった。
世界に関与できないという、焦燥だったのかもしれない。
世界をそのまま感じることが出来ないという強い不安でもあった。
世界はつまらなかった。
白神山地の山奥で、落ち葉と一緒に腐り果てたいと、消えてしまいたいと、願い続けた。
生きていれば、もっと「できるはずだ」という思いも、同じぐらい強くあった。
長かった。とてもとても長かった。

最も鮮やかに覚えているのは、終わったと、思った瞬間のことだ。
霧が晴れていくように、みるみる世界が色づいてゆくのがわかった。
空がきれいだと、涙が止まらなかった。人の体温で氷が溶けてゆくように、ぼたぼたと落ちた。
今日の空はそんなことを思い出させる。

多くの友人が悩んでいる。
死にたい殺したい消えたい傷つけたいと願っている。
10年前の私が、何を望んでいたのか、今はまったく思い出せない。

2015年3月23日月曜日

人間関係を悩み続けてみる(5ヶ月目)

昨年の日記でも若干書いたが、
私は最近、やっと、まともに人との関わり方を悩むことができるようになった。
さて次は、
人間関係をどうにかしなければならない状況に自分を置く、ということを考えた。
スパルタ英会話みたいに。

選んだ方法は、児童養護施設の学習支援ボランティア。

もともと、そんなにお金も持っていない自分が社会に還元できるのは勉強方法だけだと思っていたので
日本語教育とか学習支援のボランティアをやろうと考えていた。
しかし、自分のコミュニケーション能力に全く自信がなかったので「今やるべきじゃないだろう」と思っていた。
去年冬、ついに、ええい、やりながら悩むべし!と決心したのです。


人間関係を悩み続けてみる5ヶ月の感想を記しておこうと思う。 
① 5年やっても、40年やっても、人間関係を悩む
② 制限が多い時こそ、自由な意見が必要

ひとつめについて。
ボランティアは、毎回毎回、こどもたちとの関係に悩んでいる。
ボランティアは、こどもたちがどんな理由で、どんな予定で、児童養護施設で暮らしているのかを聞くことは無い。
自ら話してくれるこどもも居るらしいが、
ほとんどの場合、嘘だったり、良く脚色されているので信じないでください、と説明を受けている。

活動の後は必ず反省会で、子どもたちの様子を共有する。
「1時間、ひと言も話してくれなかった。」
「しぶとく待っていると最後の5分だけ、話をしてくれた。」
「機嫌良くずっと漢字を書いていた。」
「興奮状態で、椅子にも座らなかった。」
「最初はニコニコしていたのに、算数の問題を間違えてパニックになってしまった。」

こどもたちの状態を共有する目的もあるけれども、ボランティアの人たちの悩み、気になるところを共有している部分も大きい。
「嬉しかった。」
「どうしたらいいのか分からなかった。」
「びっくりして返事できなかった。」
「なんて話しかけてよいのか分からなかった。」

この欠席厳禁の反省会は、ボランティアのメンテナンスなんだ。


ふたつめ、制限が多い時こそ、制限なく、思っていることそのまま共有することの重要さ理解できた。
ボランティアを何年も続けている人も、何とか定時で退勤して施設に通っている。なので仕事理由の欠席率も高い。
もちろん運営資金もあまりない。

イベントの反省会で、発言を躊躇することがあった。
「こんな状況で、こんなこと言ったら引かれるかな。」
「空気読めてないって思われるかな。」
良く思い出せば、会社の会議でも、そのほかの打ち合わせでも、そう思って言えないことがいっぱいあった。

「みんな、なんとか週2時間、ボランティアの時間を捻出しているのに、こんな準備に時間がかかるイベントやるつもりか!」
「この人は、本当にこの予算集められると思っているのかな」
人の意見を聞いて、こんな風に思うこともあった。

そうではなかった。
それは後で考えればいいんだ。
思ったことを何でもとか、どんな意見も、っていうのは、
外的な制限がない、目的達成のための自由なアイディアや理想を共有する場であった。

これからどのように環境が変わり、制度が変わり、スタッフが変わり、予算が変わるか分からない。
変わらないのは、目的だけ。
不確定要素が多く、制限の多い状況こそ、自由な意見が必要。

2015年2月17日火曜日

犬たち

犬たち

熱狂する恋人たちも 騒がしい学者どもも
早春の頃ともなれば 等しく犬を愛す
義理堅くもわがまま 私の思慕たる犬
主人同様せっかちで 食べるのが好きな生き物

鍛錬の友にして快楽の友
衝動と快楽の闇を追い求めるもの
もしも一目で噛み付かなければ
ディオニソスも酒の友にしただろう

彼らが物思いに耽るときの姿は
ささやかな風にゆらめく柳のようだ
冬の窓辺でまどろむかのような

そのしなやかな足には 軽快な音楽が発し
その深淵な目には 星雲のごとき
燃えるかけらが 柔らかく光る




2015.02
犬と一緒に住む人。
元ネタはボードレールの『猫たち』

春休み

午後4時に 空を仰いて 春を見る
人は寒さに 身を固くする

午後4時に 空を仰いて 春を見る
人は北風に 身を固くする


2015.02
私より早い春休みが本当にうらやましい。

私小説『きのこのマリネ』

私が作るマリネはまずい。
料理が苦手な訳じゃない。鯖の味噌煮や豆カレー、ボルシチを作るのが好きで、自慢じゃないが、良く褒められる。友人の誕生日に鳥の丸焼きを作ったこともある。
マリネはだめだ。なぜかだめだ。普段あまり使わない計量スプーンで、慎重に作っても、まずい。茄子でも、きのこでも。
マリネより苦手なものは観葉植物だ。
一番育て易いと言われているアイビーを何度も枯らしている。ちなみにミントも枯れた。
唯一健康に育っているのは、実家から連れてきた多肉植物。
しばらく存在を忘れていたのだが、冬の、酷く風が強い夜にベランダを覗いてみたら、満開に花を咲かせていた。
わっと、無責任にも心が沸き立ち、仲間が必要だろうと観葉植物を買ってきた。みるみるうちにしぼんでゆき、やがて全ての葉が落ちた。

母の日の前日、行列にまじって多肉植物を買った。
きのこのマリネを作った。
ちょっと、塩味が足りなかった。

2014.05