2012年6月18日月曜日

月報14-MANOWAR

(2008年07月 某クラシックオーケストラの月報コラム)


 再開したのに、また休んですみません。今月は書きます。しかしテスト期間なので、簡単に…。
 前回Nightwishを紹介したのは、実はメタルって親しみやすいんだよ、というためです。っていうか、1年越しにロックとかハード・ロックとか紹介してきたのに、未だハード・ロックの知名度が低い…みんなの脳味噌に刻み付けられるぐらいのものを書きます。

 今回紹介するManowarは熱狂的ファンの多いアメリカのヘヴィ・メタル・バンドです。「世界一うるさいバンド」「世界一長いヘヴィ・メタル・コンサート(5時間1分)」というギネス記録も持っている彼らですが、逸話と問題発言も半端なく多いです。
 彼らのスローガンは「Death to False Metal!!(偽メタルに死を!)」。「ヘヴィ・メタルには二種類しか存在しない。ピュアな物とそうでない物だ。」と、中心メンバーであるベースギタリストのジョーイが語っています。レコード会社との契約の際に、ジョーイは自分の胸にナイフを突き立て、その血で書面にサインした。とか、レーベルがManowarをどう扱ったら良いのか分からず、移籍。とか、ライブの音量が大きすぎて文句を言いに来た会場スタッフにメンバーがキレて、エンジニアに音量をもっと上げろと指示したけど、始めから音量最大だったので出来なかった。とか。大好きなジョーイの名言は「ポップス?ああ、あれはゴミだな。」
 あまりメタルに慣れていない方は、うわーと思うかもしれませんが、大丈夫です。彼らはちゃんと音楽(芸術寄り)やってますから。ちゃんと音楽やってないバントについて気になる方は「エンペラー(バンド名)」もしくは「インナーサークル(悪魔崇拝団体)」で検索してみてください。北欧は怖いよ。


 まぁ、とりあえず私は結構硬派な趣味なので、歌唱力とか和音とかが大好きです。っていうか、歌手が歌上手いのは大前提です。そんな私がなんでこんな破壊的なバンド?と思うかもしれませんが、違います。硬派なんですよ、メタルって。こんな破壊的な印象を受けるバンドでさえ、バラードは必ず入っています。(むしろ、ポップスのコンピレーション・アルバムの方が、がちゃがちゃしてて聞きにくいですよ)
Manowarと私の出会いはただ一曲によります。あまりにも有名でファンも多かったけど、荒川静のおかげで多くのファンがショックを受けた。この曲好きなんだって言えなくなった…。そう、トゥーランドット!この曲をカバーしてるんです。Manowarが。
2002年発売の9thアルバム『Warrior Of The World』のトラック4にNESSUN DORMAが収録されています。たった3分少々の曲ですが、このバンドの姿勢が読み取れるというか、Nightwishの「オペラ座の怪人」並みのハイ・トーンの張り上げた声が力強くて圧巻。このアルバムは全体的にこのバンドの聞き方はとりあえず大音量で聞くこと。かっこいい!
 何回も言ってることですが、一部、メタルのジャンルにスラッシュ・メタルと呼ばれるものがありますが、それは疾走感を売りにしているので加速していく感じはあります。メタルは、確かにギターの速弾きとか高速ドラムが目立ちます。でも、速さを求めるのはは、楽器を使用しているから仕方ありません。バイオリンだって、早く指が動く人がすごいでしょ?それと同じです。メタルだからなんて事ありません。あとうるさいと言ったって、低音がしっかりしているから普通よりうるさく聞こえるだけで、実際はそんなにうるさくありません。多く一般大衆が持っている「メタル=うるさい」のイメージはおそらく、パンクと勘違いしているのだと思います。シャウト系のパンクは難解です。ただうるさいだけの音楽なんて、私だって嫌ですよ。
あと、インディーズ・バンドや学生バンドでは、歌唱力を誤魔化すために通常以上にボーカルの音量を下げ、楽器の音量を上げます。うるさいと思う原因はこのバランスの悪さです。プロはそんな事しませんから、安心してください。
と言って置きながら、なんか自信なくなってきた…。B’zに対して、和音が物足りないと思う方、是非HR/HM区域にお越しください。


(このコラムはこれで終了)

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