2012年6月11日月曜日

月報2-GOTTHARD


2007年02月 某クラシックオーケストラの月報コラム
修正 2012年06月19日

どうもこんにちは。先月から始まったこのコラムですが、読者はいるんでしょうかね?若干不安ですが、まぁ、かまわず今回もハード・ロックのお話を。

 今回紹介するバンドは、スイスの国民的英雄、Gotthardです。2004年のアテネ・オリンピックのスイス・チーム公式テーマソング(One Team One Spirit)を作曲したり、さまざま祭典でスイス国歌を演奏したりしているバンドです。日本でいうところのB’zですかね。と、言っても日本での知名度はかなり低いですが。
 Def Leppardにはまっている私を見て、兄が是非買え、と紹介してくれたバンドです。2003年発売の『HUMAN ZOO』からのお付き合いですが、週に一回は公式HPhttp://www.gotthard.com/)に行って、日本に来ないかなーとチェックしています。というか、スイス行きたいです。はい。大好きです(告白)。
 彼らの音楽は、自分自身を素直に描き出し、示唆や警告に富んでいて、たいへん考えさせられる曲です。ラブソングもダイレクトで、ロックらしい曲ばかり。ヴォーカルのスティーヴ・リーは、やはりハスキーでかっこいい!Def Leppardのヴォーカルよりも低く響く、気取らない情熱的な声が、あまりにもすてき。言わずもがな、歌唱力も◎。はなまる。
ただ、納得がいかないところは、ベストアルバムで新曲を発表とか、そういう商業作戦はやめてほしいなぁ。
 
と、いうわけで、今回はGotthardの7thアルバム、2005年発売の『LIPSERVICE』を語ります。前作の『HUMAN ZOO』、2001年発売の『HOMERUN』も高く評価されていますが、それらとは一線を画すアルバムです。聴いていて、こいつら何かを掴んだ!!と思わせる、洗練された音楽がぎっしりつまっています。

All We Are 自信とは、他人からもらうものではなくて、自分で手に入れるもの。ノリのいい歌です。速めのビートが爽快でテンションがあがります。
Dream On 現実から目をそらそうとする、人の苦悩を捉えた歌。若干重いビートに迷いが感じられるような。
Lift U Up ノリのいいラブソング。レオ・レオーニのギターソロもスティーヴの掛け声も、かっこよすぎ。公式HPPV見るべし。もう一度言うが、かっこよすぎです。
Everything I Want 失恋ソング。“君を愛するという罪を犯した僕を、許して欲しい”なんて、スティーヴだから言えるんだろうな。メロディアスで美しい、素直にいい曲。
Cupid’s Arrow かつての恋人を忘れられるように、キューピッドの矢を待つ、失恋ソング。重いビートとギターの歪みでかなりラフな出来。
I Wonder 元恋人を忘れられず、いつも“僕たち”を考えてしまう。…スティーヴ、病んでる?⑤に続き、重めな哀愁漂う、ラフなロック。
I’m Alive やりたいことをやるんだ!というお祭り騒ぎのノリのいいロック。…躁状態か…な?ワイルドで生き生きとしたロック。
I’ve Seen An Angel Cry 自分の過ちに気付いていても、どうにもできない。必死に改善しようとする歌。簡単に壊れてしまいそうな、緻密でやさしい、ドラマティックな曲。
Stay For The Night ノリのいいラブソング。歌詞は人間としてヒドイように思えるが、まぁ、ロックだし。覚えやすいメロディーの、ワイルドなロック。
Anytime Anywhere 上っ面の付き合いばかりしている君が失敗するのを待っている、という意地悪な歌。愛情表現かな?とても覚えやすいサビ。見せ場の多い曲です。
Said & Done いつも自分を理解しない世間へ、いつか見てろよ、という挑戦的な歌。全体的に低い音で、なんだか若さが感じられます。
The Other Side Of Me ジキルとハイドをモチーフにした、自分の二面性についての歌。低音がしっかりしていて、ノリのいい曲。最後の、サビの繰り返しの前に音がすべて消えるのがスリリングでよいです。
Nothing Left At All 自分には何も残らないことを知っていながら演じ続けていた。周りに求められる人であることをやめるまでの、苦悩の歌。やさしい旋律で、胸にぐさりと来るバラードです。泣けます。
And Then Goodbye 言わなきゃいけないことがあるんだと何回も繰り返して、決心するのにどんだけ悩んだか、どんだけ時間がかかったかだらだら述べた後、最後にやさしい声で「I love you」。飾らない、静かな美しいメロディーの歌。
Nobody’s Home(Bonus Track) 偽りだらけのこの世から逃れようとするけど、どうにも逃れられない。曲の最後には諦めてしまう、示唆的な歌。低音の効いた、ラフで力強いロック。

 いわゆる「正統派」と呼ばれるハード・ロック・バンドで、凝った演出のない曲ばかりです。ベストアルバムやバラード集をたくさん出しているので、ロック初心者でも安心です。
 それでは、また次回。読んでくださって、ありがとうございます。

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