ラベル ワタリウム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ワタリウム の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年2月5日火曜日

ものづくり

坂口恭平の「新政府展」
森本千絵の「en°木の実」展




ふたつの展示の第一印象は「ちょっと怖い」でした。
表現することを恐れない人、怖い。
自分の発言や作品で、周囲の人を変化させてしまうことを恐れない人、怖い。
価値があるところを見失わずに、ちゃんと進んでゆける人、怖い。

何も知らないこどもを社会に適応させる施設で、私たちは、学校歴社会、終身雇用、年功序列の秩序にふさわしい、正しい人間に矯正されました。
目立ってはいけない。
主張してはいけない。
何かを話すより、何も話さない方が良い。
答えは1つ、選べるのも1つ。
迷ってはいけない。
最後までやり遂げなければいけない。
思想を持ってはいけない。
仕事に楽しみを持ってはいけない。
趣味が仕事なんて可哀想だ。

そうゆう人達が、何かを吐露するときは、
ぱっと一言で周りの見る目が変わるようなイケてる台詞などをひねり出そうと頭を悩ませ、沈黙し、意味の無い的外れな愚痴をこぼす。
本質はそこに無いことぐらい分かっているはずなんだけど。


そんなのナンセンスだわ、と一笑に付すように、
実現できなかった構想、大発見、脇役的な小さな愛、何かの殴り書き、目に止まった良いもの、壮大な積み重ね、譲れない強い思い入れ、全てが一緒に並んで展示してありました。
どうやって思考するのか、どうやって回答を出すのか、最終的に選ばれた答えは何か、そこには失敗も正しさも無い。
まるで、哲学の証明を読んでいるような展示でした。
大量の思考と試行。(志向と嗜好もあるよ)
それから、

あ!この人、お金があるところ分かってる!


お金を嫌なものだと思わないこと、それは結構大事なことなのかもしれない。
その為には、思想を持つこと。
お金の交渉に積極的になること。
目指すべき結果が導かれるなら、道程はなんでもいい。
マナーや安いお酒でショートカットできるなら、短時間でいける方が良い。だが焦るな。道が険しいのなら、楽な回り道を行く方が良い。
それが、出来ないのは、本質を見失っている時だ。
大事なのは結果にたどり着くこと。その為の燃料、お金。
まぁ、全部上司が、私の酷いプレゼンを怒る時に言うことなんだけど。

今回のワタリウムの展示で得たのは、
つくり散らかせ!と、思想を持って進め!というこの2つです。
素晴らしかった。

2012年10月28日日曜日

庭園倶楽部2012


ちょっと前に、ワタリウムの庭園倶楽部の事を書きましたが、講義も終わってしまったので思い出に進士五十八先生のお言葉をメモしておきます。庭園の歴史とか、石の種類とかは先生の著書で確認できるので、書かなくていいや。
先生はとっても博学で美しいものが大好きで、なんだかとっても、心温まる人です。来年も進士先生なのかな。わくわく。(下の写真は一回も日の目を見る事が無かった、会員証)



ちょっと衝立があって落ち着くカフェのはしっこの席。そんで美味しいものが出てくる。これが庭園だ。
庭ってものを、みんな勝手に解釈する。まぁどっちでも良いんだけどね。
借景のテクニックは、劇場なんかで椅子に鉛筆を置いておくこと。誰も傷つけずに自分のものになる。
つまらない山、木、寺、岩に光を当てる、名前をつける。ストーリーを与える事。これがman-made landscape。想像しやすいものづくりをしなきゃ。
文化は政治より長持ちする。
"自然"なんて自然が周りにある時は言わない。都市化による自然回帰だ。
私は一神教が嫌いなんだが、…
私は中国が大好き。
観光って言うのは、その国の光を見ることだ。
中国の隠遁者は結構便利なところに隠遁するんだよね。上海なんて。ほんとにするならチベットとか行けばいいのにね。京都もそうだけど。
庭園はすごく金がかかる。汚職ぐらいしないと無理なんだから。
中高一貫校なんて馬鹿げたものを作って。節目、句切れがあるから、ああ、今度はこうやってみようっていろいろ試して人間は成長するんだ。
私は若者のためにしゃべる。日本を救う為にしゃべる。
日比谷公園のカップルは皆、背山臨水の体制をとる。
軽くキスするカップルと、もっとそれより…っていうカップルは同じ公園でも違うところに陣取る。それが造園だ。
ほんとだよ。全部調査したんだから。
ラブホテルの入り口ってやつは、実に趣向を凝らしてあるんだ。
皆さん、デタラメな話ばっかだって思ってるでしょ。そんなことないよ。ぼかぁ紫綬褒章もらってんだからね。

2012年10月1日月曜日

ワタリウム美術館いろいろ


庭園倶楽部の中国研修
三日間で上海、杭州西湖、蘇州拙政園をめぐるすごい弾丸ツアー

無理矢理組んだぎっちぎちの行程で、頭に詰め込められるもの全部詰め込んで来た。と言いたいが、ほぼ寝てた。
ほとんどの時間を飛行機か高速バスに乗っていた3日間だったので、とても良く寝た。
この件に関しては、確か澁澤龍彦が、人間は速く移動すればする程眠くなる、的な新幹線批評を書いていたので仕方ない。

そもそも、なんで庭園倶楽部に入ったかというと、決して私は庭園が好きな訳ではない。
ただダイレクトに季節を感じられるものが好きだ。
梅や藤が好きだ。花見に合う酒を選ぶのが好きだ。筍やハモやしめ鯖を買ってじっくりお酒を選ぶのが好きだ。
実家近くの国立公園にドングリ拾いに行ったり、和菓子を食べに小石川後楽園に行ったり、自転車買って向島百花園に行ったりする程度。
いつかは、縁側に座って季節の草花を楽しみながら友人と酒を飲むのを夢見ている。景色を眺めて「風が気持ちいい」と言って酒を舐めたい。妄想が止まらない。
他の参加者は、庭を見に全国巡るぐらいだから、私はただの子どもの趣味なんですよ。



中国で得たことは、「庭園とはそうゆうことか!」そして「観光とはそうゆうことか!」。

■庭園とはそうゆうことか!@上海豫園、蘇州拙政園
庭園はMan-made Landscapeだからね、と先生が何度もおっしゃっていました。
囲まれた狭い(日本人的には十分広いが、ここが大陸であることを考えると狭い)土地を如何に楽しむか。一線を退き、北京から隠遁生活をしにやってきた大金持ちが、あと何十年も過ごすこの狭い庭で、何をしたかったのか。
客人をもてなす。若い娘と遊ぶ。詩を読む。食料を確保する。労働機会を創出する。
「こ、これはディズニーランドではないか」と思わせるような入り組んだ道、壁の隙間、橋、鏡、木、池。
庭は古代から、必要だったんですね。

■観光とはそうゆうことか!@杭州西湖
古代から漢詩に読まれ、水墨画に描かれる美しい西湖。
近代化によって水質汚濁、水面低下、下流の洪水問題が浮上し、西湖を管理する行政は立ち上がった。
西湖の水質汚濁の著しい区域の工場、民家(というか町全体)を立ち退かせ、近くに浄水場も作り、西湖全体に街路樹を植え、西湖十景を再現。観光名所をつくり集客、船での交通(つまり商売)を発達させ、もちろん既存の漁業も保護する。伝説の西湖を蘇らせた。
個人の財産という価値観の無い共産党政権下だから出来るカミワザです。
少々、荒さの見え隠れする場所ですが、「ここ良いよ!」と言われると人間はみな見たくなるのですよ。
先生は、東北の復興もこうあるべきだと何度も主張していました。西湖の復活も、根本は治水だったのです。




帰国して疲れも残るあいだに、ワタリウム美術館で『夢見る美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術』の出版記念パーティーがありました。
実はこの本、中国移動中にせっせと読んでいたのです。
錚々たるたる芸術関係者の中にまぎれ、ただのワタリウム美術館ファンは、進士先生に挨拶し、しっかりご飯もお茶も和菓子も特別映像も全部楽しみ、夜の町に繰り出しました。

2012年6月28日木曜日

ティー・パーティー ひっくり返る

先日、ワタリウム美術館のイベントに行ってきました。
Chim↑Pomの卯城さん、林さん、岡田さん、稲岡さんと、ワタリウム美術館館長とスタッフさん、そして美術館会員。15人ほどの小さなティー・パーティー。

閉館後のワタリウムで、Chim↑Pomの作品の真ん前にテーブルを設置し、特製ケーキをつまみつつ、金曜日の夜に2時間。シンとした建物の中で、話が止まらず、脱線に脱線を重ね、大変おもしろい会合でした。えへ、秘密結社みたい。
アートとは、どこかの知らない偉い誰かがやっているのではない。確かに隣に存在する人が、笑いながら悩みながら汗かきながらやってるんだと、実感しました。
とても大きな収穫。

たくさんメモったので、公開。意味は時々、私にも分からない。
----------------------------------------------------------
コンセプチュアル・アート
→ドローイング
朝日出版『芸術実行犯』7/10

ケーサツ 絵の裏側で指紋を採る
Arts and Law サクタさん

カタール 0泊3日 村上隆 日本一
稲岡さん「良すぎて 良くない」
スーパーフラット マニュアル7cmとか(笑)全部同じクォリティすごい
大仏、手書き
ワタリさん「作家が作品を見すぎるのも良くない」

「火は使わないんだけれど、煙が出る作品を作ります」
二酸化炭素のスプレー
「警報器は切っとかないと!」

原美術館→ワタリウム 歴史

マネージャー ふじきさん

コンプレッソ 公開批評 TBS撮った
キューレータ ヤン・フート 34人
1991→Artが屋内から出た初期
「相変わらずキレてた」
「彼はすごい」

Chim↑Pomは客観視できる

ダライ・ラマの主治医 poetic
曼荼羅 桜橋 バス4台
水の波紋

農業 野菜MAN 秋 東京のネズミ、カラス
----------------------------------------------------------

とりいそぎ。