レズビアン、セクシャルマイノリティを題材とした小説、漫画の読書会を開催したい。
某SNSに書いたら予想以上にいいね!してくれる方がいたので本気で考えてみた。
■なんで読書会なのか
レズビアンの友達が欲しい、けどオフ会が怖い。何話したら良いのか分からない、という話を良く聞くので。
課題本って話題があったら話しやすいよなぁと考えた。
BBQとか飲み会やスポーツは良く聞くけど、こうゆう文系のまったりしたノンアルコールレズビアンイベントが身の回りに無いので。
私がそうゆう本を読みたいのと、本読んでいる人とお話ししたい。出会い系読書会!
(・x・ ).o0最終目標は、みんなでサッフォーの詩を古代ギリシャ語でよむこと。
■課題本候補
中山可穂『白い薔薇の淵まで』etc.
仁川高丸『微熱狼少女』
松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』『奇貨』etc.
今野緒雪『マリア様がみてる』
ジャネット・ウィンターソン『オレンジだけが果物じゃない』etc.
ミシェル・ティー『ヴァレンシア・ストリート』
三浦しをん『秘密の花園』
朝倉かすみ『ほかに誰がいる』
(・x・ ).o0ほとんど読んだことないわ…
■参加条件
誰でも可。
(・x・ ).o0レズビアンに限定すべきか悩む。レズビアン限定SNSと、私の友人の範囲内で募集するつもりだけど。
■日時
土曜日か日曜日の昼15時ごろ
(・x・ ).o0私が土日休みなので…平日開催は無理なの…あと週末の午前中は寝たい。
■会場
都内のカフェ
(・x・ ).o0新宿のらんぶるとかで良いかな…お洒落なところ探さなきゃダメかな…。
どうだろうか。ご意見募集中です。
2013年1月12日土曜日
2012年12月31日月曜日
クリスマス2012
最近、読書会とか本屋イベントとかいろいろ行っているのですが、
クリスマススペシャルなイベントふたつが素晴らしかったので、記録しておきます。
■猫町倶楽部クリスマスパーティー
2012年12月23日15:00-
UNICE@代官山
課題本:森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』
対談:犬山紙子、峰なゆか
参加者:100名強(その後のクリスマスパーティーは200名近く参加)
HPも渋く、参加条件は課題本の読了と厳しいので、禁欲的な読書会だと思っていましたが、会場の雰囲気はまったり。ケーキとか出るし、ドリンクはジュースも選べるし。女性と20代が若干多めな印象ですが、満遍なく本好きが集まっているように思いました。
カフェは貸し切り。8人前後のテーブルに別れて自己紹介後、課題本について語りました。各テーブルにはファシリテーターという司会進行がいるので安心です。私のテーブルでは日本人作家の小説を良く読みますという方がほとんどでした。「ロシアや東欧の小説が好き」と言った私は空気読めない子だったかも…と反省。
「このヒロイン、友達居ないよね」
「どうってこと無いことをこんだけクドく書くから、最初読みづらかったけど、だんだん好きになった」
「森見登美彦って頭いいんですよねー」
「電気ブランって本当にあるお酒なんですか?」
「天狗とか言って不思議な雰囲気好きだなー」などなど。
同時に、各テーブル15分ずつぐらい犬山さんと峰さんがまわって、『夜は短し歩けよ乙女』についてお話ししました。
この課題本は峰さんが、近年まれに見るヒロインが気持ち悪い本として選定。村上春樹『1Q84』と迷ったとのこと。
「ずーっと日本の文学で描かれて来た理想の女って、詳しく書くと全部このタイプの女なんだよね」と峰さん。
「ヒロインの処女性をきわだたせる為に、絶対にかませ犬役の女がいる。いわゆるビッチ。そうゆう女には『ぽてぽて』とか『よちよち』とか『ちょこんと』とかいう擬態語を使わない。」とは犬山さん。
「主人公の男はさ、基本マグロで受け身なんだよね。可愛いけど。」
「春樹男子(村上春樹が好きな男子)って、夏目漱石が"I love you."を『月が綺麗ですね』って翻訳した話、異様に好きだよね。」
「BOOKOFFに行ったら絵本コーナーの『おおきな木』をチェックしてね!」
「読書会って、合コンじゃないって言い訳できる出会い系だよね」という犬山さんの評価は間違っていないと思いました。実際、そうだし。私も「読書会に参加する人」に会いたくて参加したんだし。
ぱっと見めちゃくちゃ美人で高圧的で話す内容もかなり毒気強いけれども、面白くってとっても優しいお2人でした。サインもらった!うれしい!当初の目的を完全に見失い、最終的にはただのファンになりました。
人数も多いし、課題本によって参加者だいぶ違うようなので、何回も行くと面白いかもと思える読書会でした。次はビジネス書の読書会行きたいなー。
■第24回 読んでいいとも!ガイブンの輪 年末特別企画「オレたち外文リーガーの自信の1球と来年の隠し球」
2012年12月25日19:00-
東京堂ホール@神保町
登壇者:豊崎由美×作品社、水声社、国書刊行会、白水社、早川書房、河出書房新社
参加者:80名
開始早々、登壇者は缶ビールを飲み始める。
自己紹介とイチオシ本と来年の隠し球紹介で時間いっぱいいっぱい。質疑応答無く終了。「此処じゃないどこか」を追い求めるのが好きな人たちで、かなり濃い話をきけました。
豊崎由美さんは、雑誌の対談・コラムなどで結構怖いイメージを持っていましたがそんなことありませんでした。言っていることは同じだけど、活字と全然雰囲気違いました。
外国語で書かれた作品を、日本語で読めることが自体が奇跡。本に関わる全ての人のことを考えて、パラパラとページをめくって2段組みなのかどうかを確認して、文字単価を計算してから買って欲しい。「やっすーい」と思って欲しい。2400円なんてタダみたいなもんだ。12000円の本だって、まぁ1200円ぐらいな気持ちよ。とのこと。
早川書房の山口さん、のりのりでした。
ジャネット・ウィンターソンが好き。だめな人が出てくる本が大好き。なんで真面目な人の話なんか聞かなきゃいけないんだ。ガイブンを読んでいれば、日本なんか天国だ。まだまだ自分はダメじゃないと思える。などなど。
噂の多い白水社の藤波さんですが、どうやらお酒の量が少なかったらしく、真面目な話ばかりでした。ロベルト・ボラーニョ『2666』、企画会議では26660円にしようか迷った、とのこと。
国書刊行会の樽本さんと、水声社の下平尾さんの「下には下がいる」発言は面白かったです。ガイブン以上に売れない本がある。映画本だ。映画本よりも売れないのが音楽本。その下に、戯曲や演劇本があって、詩集はもっとも売れない。というか、まず社内の企画会議に通らない。などなど。
作品者の青木さんが、「社内に営業部がないので、全国の書店営業もしながら編集もしてます」と言う話を聞いた会場の反応。…もしかして参加者みんな出版関係者なんじゃないかなっ!
河出書房の島田さんは、「復刊は、下手な新刊なんかより、確実に売れる。」とおっしゃっていました。ふむふむ。
最後は、豊崎さんから献本ダブり等を詰め込んだ福袋1個をめぐってじゃんけん大会。全員プレゼントに、twitterでも騒がれている、各社の来年のおすすめ本リストもらいました。
編集者の皆さんの情熱にあてられて、のぼせました。
話に出てくる知らない作家や知らない本をメモってゆくのも精一杯なかんじですが、未知なものから逃げたらおしまいよっ!と思って、次回も行ってみようと思います。
2012年12月24日月曜日
ポーランド愛の話
現在2年程、on and off でポーランド語の勉強を続けています。
理由は大好きな小説を原語(ポーランド語)で読みたいっ!と思ってしまったから。
詳しく書くと、ヴィトルド・ゴンブロヴィチの『ポルノグラフィア』を冬支度の始まったポーランドで、ポーランド語で読んで興奮のあまり鼻血を出して死にたい、と思ってしまったから。
如何に生きるかと、如何に死ぬかは同義である!混沌とした時代で将来に不安を覚えていた私は、こんな方法で毎日を楽しく過ごす術を得たのでした。
そして最近は、ポーランドイベント盛りだくさんだったのです。
まずは岩波ホールでの『菖蒲』上映。私は一昨年のEUフィルムデイズで見ているので二度目なのですが、素晴らしい。
この生者にまとわりつく死臭、終焉の予感が、若者をより美しく魅せる。ゴンブロヴィチの作品にも通じる何か闇の香りが確かに、ある。なんなんだ、これは。泣きたい。こんな素晴らしい芸術がこの世の中にあるのか!と衝撃を受けた作品です。
そして、渋谷で行われたポーランド映画祭2012。
どうせ見れるなら解説付きの上映に行こうと一日予定を開けておいたのですが、まさかの(大変失礼)満席。午前中に行ったのに、夜の回しかチケットがとれずに、突然の暇。青山マルシェでビーツを買って、ボルシチ作ってしまったわ!(ポーランド風のビーツのスープ「バルシチ」はどうやら難しそうだったので、ロシア風「ボルシチ」でご勘弁)
鑑賞した『水の中のナイフ』は1962年制作のロマン・ポランスキー初監督作品で、とっても影の美しい白黒映画。共産党政権下のポーランドでは、女性の裸姿、妻の不倫というテーマ、作品中に流れるジャズがタブーだったのですが、西側諸国で大絶賛されたという、時代を感じる作品です。夫婦と青年の対比、価値観の違い、貧富の差、社会的立場の差などがぎゅっとボートの中に詰め込まれた濃厚な作品です。
上映後の解説では、イエジー・スコリモフスキ監督という偉大で超キュートなおじさまが登場。ロマン・ポランスキー監督と撮影秘話なども教えてくれました。
当時ポーランドでは、アメリカ文化の象徴として、ジャズの演奏が禁止されていたので、各地で地下演奏会が開催されていたこと。作品中の自家用車はベンツだったが、政府の圧力によって外身はプジョーで撮り直したこと。撮影中、控えている救助隊が骨折したことなどなど。
それから気になって気になってしかたなかった、Szaza(シャザ)による生演奏を鑑賞。
無声映画に生演奏をするなんて、高校の歴史の資料集でしか見たことが無かったものが体験できるなんて。音楽はエレクトロニカ。私の趣味を調査したような、平沢進のハルディン・ホテルのような、奇妙で不安になる音楽です。
目に涙がにじんだ。もちろんCDも買った。
どなたかこんな感じの音楽を他に知っていたら教えてください。大好きです。
そして私はついに行った!冬のワルシャワへ。
寒い国の真骨頂は寒い時だよね、とか思ってわーいと飛んでみたけれど、ほんとうに寒かった。白かった。
自分の足音さえ聞こえない、真っ白で無人の公園を歩きながら、私は死ぬことばかり考えていた。死んだらどうやって発見されるんだろう、とか、ちゃんと日本人だって分かるかな、とか、パスポートに実家の電話番号書いとかなきゃとかそんなこと。
ロシアやポーランドの文学作品は何でこんなに死ぬことばかり考えているんだろう、と常々不思議に思っていたので、本当に行って良かった!私も死ぬことばかり考えていたよ!
「そんなの東北でも十分体験できるぞ!」と会社の先輩に言われましたが、その他の感想はまた後日。
2012年11月25日日曜日
朗読、ポエトリーリーディングなど
11月10日、上野公園水上音楽堂で開かれた、読書のフェスに、準備スタッフとして参加してきました。
準備は各所へのチラシ配りと、渋谷ヒカリエの8階でチケット売り。
こうゆうイベントってどうやって開催しているの?と思いつつ主催者様の様子を見ていました。
あと、ヒカリエ8階って不思議な空間ですね。
いや、多くのサービスをインターネット上で享受できるからこそ、ヒカリエ8階のような人と人を結びつける「仕事」が発生するのかな。
チラシ配りは上野周辺の書店をまわって、わりと面白かったです。
お店によって対応って全然違うのね…
当日の感想。
所々、チケット売りのお仕事もあったので、全部は聞けていないのですが、
会社の先輩絶賛の菅原敏さん。すごい!ステキ!これぞポエトリーリーディングなのか?(まだ本質を良くわかっていない。)詩集買わなきゃね!また聞きたい。受付までホットワインを持ってきてくださって、とても気さくで温かい方でした。
川上未映子さんが、こんな情熱的な方だとは思わなかった。初期の詩は最高だよ、とまた別の先輩に勧められる。
三遊亭白鳥さん。何を隠そう、大本命。2年前、深夜のテレビで見た白鳥さんの新作落語が面白くて面白くて、この世界(なんの世界だ?声に出す系文学)に興味をもったのです。それに普通の落語なんて人気高すぎてチケット買えないし…。大いに笑わせていただいました。声も出したし、とてもこのイベントの趣旨に沿っていたと思います。寿限無覚えなきゃっ!
柴田元幸先生。安定の面白さ。最高。
そしてステキなスタッフの方々。イベント好きから、書店員さん、雑誌編集者まで、
本が大好きな方々で、次回読書のフェスの演者などを勝手に妄想。ふふふ。
「穂村弘さんにキュンとしない女子は居ません!」などの名言もたくさん聞けました。あー楽しかった。
日本の文学は、黙読用に作られているから、朗読は無理だよ。といったのはどの作家だったかな?学校教育が始まって、黙読が定着してしまった、とかも何処かに書いてあったような気がする。
自分の書く論文は、一度声に出して読んでみなきゃだめですからね、と言ったのはロシア文学の貝澤哉先生。
自分の部屋で声に出して本読んでも平気かな。偉人伝ぐらい、声に出して読みたいのだけど…
準備は各所へのチラシ配りと、渋谷ヒカリエの8階でチケット売り。
こうゆうイベントってどうやって開催しているの?と思いつつ主催者様の様子を見ていました。
あと、ヒカリエ8階って不思議な空間ですね。
いや、多くのサービスをインターネット上で享受できるからこそ、ヒカリエ8階のような人と人を結びつける「仕事」が発生するのかな。
チラシ配りは上野周辺の書店をまわって、わりと面白かったです。
お店によって対応って全然違うのね…
当日の感想。
所々、チケット売りのお仕事もあったので、全部は聞けていないのですが、
会社の先輩絶賛の菅原敏さん。すごい!ステキ!これぞポエトリーリーディングなのか?(まだ本質を良くわかっていない。)詩集買わなきゃね!また聞きたい。受付までホットワインを持ってきてくださって、とても気さくで温かい方でした。
川上未映子さんが、こんな情熱的な方だとは思わなかった。初期の詩は最高だよ、とまた別の先輩に勧められる。
三遊亭白鳥さん。何を隠そう、大本命。2年前、深夜のテレビで見た白鳥さんの新作落語が面白くて面白くて、この世界(なんの世界だ?声に出す系文学)に興味をもったのです。それに普通の落語なんて人気高すぎてチケット買えないし…。大いに笑わせていただいました。声も出したし、とてもこのイベントの趣旨に沿っていたと思います。寿限無覚えなきゃっ!
柴田元幸先生。安定の面白さ。最高。
そしてステキなスタッフの方々。イベント好きから、書店員さん、雑誌編集者まで、
本が大好きな方々で、次回読書のフェスの演者などを勝手に妄想。ふふふ。
「穂村弘さんにキュンとしない女子は居ません!」などの名言もたくさん聞けました。あー楽しかった。
日本の文学は、黙読用に作られているから、朗読は無理だよ。といったのはどの作家だったかな?学校教育が始まって、黙読が定着してしまった、とかも何処かに書いてあったような気がする。
自分の書く論文は、一度声に出して読んでみなきゃだめですからね、と言ったのはロシア文学の貝澤哉先生。
自分の部屋で声に出して本読んでも平気かな。偉人伝ぐらい、声に出して読みたいのだけど…
2012年10月28日日曜日
庭園倶楽部2012
ちょっと前に、ワタリウムの庭園倶楽部の事を書きましたが、講義も終わってしまったので思い出に進士五十八先生のお言葉をメモしておきます。庭園の歴史とか、石の種類とかは先生の著書で確認できるので、書かなくていいや。
先生はとっても博学で美しいものが大好きで、なんだかとっても、心温まる人です。来年も進士先生なのかな。わくわく。(下の写真は一回も日の目を見る事が無かった、会員証)
ちょっと衝立があって落ち着くカフェのはしっこの席。そんで美味しいものが出てくる。これが庭園だ。
庭ってものを、みんな勝手に解釈する。まぁどっちでも良いんだけどね。
借景のテクニックは、劇場なんかで椅子に鉛筆を置いておくこと。誰も傷つけずに自分のものになる。
つまらない山、木、寺、岩に光を当てる、名前をつける。ストーリーを与える事。これがman-made landscape。想像しやすいものづくりをしなきゃ。
文化は政治より長持ちする。
"自然"なんて自然が周りにある時は言わない。都市化による自然回帰だ。
私は一神教が嫌いなんだが、…
私は中国が大好き。
観光って言うのは、その国の光を見ることだ。
中国の隠遁者は結構便利なところに隠遁するんだよね。上海なんて。ほんとにするならチベットとか行けばいいのにね。京都もそうだけど。
庭園はすごく金がかかる。汚職ぐらいしないと無理なんだから。
中高一貫校なんて馬鹿げたものを作って。節目、句切れがあるから、ああ、今度はこうやってみようっていろいろ試して人間は成長するんだ。
私は若者のためにしゃべる。日本を救う為にしゃべる。
日比谷公園のカップルは皆、背山臨水の体制をとる。
軽くキスするカップルと、もっとそれより…っていうカップルは同じ公園でも違うところに陣取る。それが造園だ。
ほんとだよ。全部調査したんだから。
ラブホテルの入り口ってやつは、実に趣向を凝らしてあるんだ。
皆さん、デタラメな話ばっかだって思ってるでしょ。そんなことないよ。ぼかぁ紫綬褒章もらってんだからね。
2012年10月20日土曜日
ダンストリエンナーレトーキョー2012
新しいことを吸収したい。何かこう未知の、他人の情熱を受け止めたい、と思っている私にはとても良いタイミングで素晴らしいイベントがありました。
去年ドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を見てから私はすっかりコンテンポラリーダンスの虜です。足首を痛めていたのに、映画を終わった後、劇場の前でジャンプしてしまったぐらいです。そういえば、東京レズビアンゲイ映画祭で上映された『夕立ちのみち/Cloudburst』にも、コンテンポラリーダンスのダンサーが出てきました。
ダンスが身近にあるときは、いつも、昔見たラテン系ダンスの舞台映像を思い出します。問題のある解釈だとは思いますが、ダンスってセックス(性行為)の延長線上にあるんだ!と完全に魅了されて、画面から目が離せなくなりました。当時の私は、自分の身体について酷く悩んでいました。自分の身体に完全にアイデンティティーを失い、顔の筋肉は強ばり、猫背で脚を引きずるようにしか歩けなかった私には、全身の体を大胆に使って汗をかき喜びを表現するダンサーたちが、とても輝いて見えたのです。そして、「これが巷で噂のセックスか!そうか、この人達は楽しいのか!」とチェリーな発想をしたのでした。いまでもあの感覚は、初めてAVを見た衝撃、としか形容できません。
さて、ダンストリエンナーレトーキョー2012で見た作品は2つ。
オムニバスのダンスフィルム『ダンスと都市空間・ダンスと建築』と、ヤスミン・ゴデールの『LOVE FIRE』でした。
本当は、日本人の舞台を複数上演する『JAPAN FOCUS』というプログラムも見るつもりだったのですが、チケット予約だけして安心して支払いを忘れるという失態を犯して見る事ができませんでした…!ばかっ!
『ダンスと都市空間・ダンスと建築』@渋谷イメージフォーラムは都市工学を勉強中の友人と見に行きました。
ラインナップは以下。
『風の景色』監督:大内田圭弥 振付:土方巽(1976)
『ダニエル・シュミットの大野一雄』監督:ダニエル・シュミット 出演:大野一雄 撮影:レナート・ベルタ(1995)
『水の話』監督:ヴィットリオ・ネヴァーノ 振付:カロリン・カールソン(1988)
『私のタンゴ』監督:ヤナ・ボコヴァー(1985)
『スティック・オン・ザ・ムーブ』監督:プー・ケイ+エリザベス・ロス(1983)
『ルーフ・ピース』監督:バベット・マンゴルト 振付:トリシャ・ブラウン(1973)
『ビルの側面を歩き降りる人』振付:トリシャ・ブラウン(1970)
『ヤマカシ』監督:アリエル・ゼトゥン 原案:リュック・ベッソン(2001)
『Mammame』監督:ラウル・ルイス 振付:ジャン=クロード・ガロッタ(1986)
『サーカムナビゲーション(リガ)』監督・振付:N+N・コルシノ(1992)
『トピックII』監督・出演:パスカル・バエス 出演:サラ・デニゾー、ローレンス・ロンドーニ、ジェローム・ベル(1989)
『Muurverk』監督:ヴォルフガング・コルブ 振付:ロクサーヌ・ウィルマン(1987)
『ローザス・ダンス・ローザス』監督:ティエリー・ドゥ・メイ 振付:アンヌ=テレサ・ドゥ・ケースマイケル 出演:ローザス(1997)
去年ドキュメンタリー映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』を見てから私はすっかりコンテンポラリーダンスの虜です。足首を痛めていたのに、映画を終わった後、劇場の前でジャンプしてしまったぐらいです。そういえば、東京レズビアンゲイ映画祭で上映された『夕立ちのみち/Cloudburst』にも、コンテンポラリーダンスのダンサーが出てきました。
ダンスが身近にあるときは、いつも、昔見たラテン系ダンスの舞台映像を思い出します。問題のある解釈だとは思いますが、ダンスってセックス(性行為)の延長線上にあるんだ!と完全に魅了されて、画面から目が離せなくなりました。当時の私は、自分の身体について酷く悩んでいました。自分の身体に完全にアイデンティティーを失い、顔の筋肉は強ばり、猫背で脚を引きずるようにしか歩けなかった私には、全身の体を大胆に使って汗をかき喜びを表現するダンサーたちが、とても輝いて見えたのです。そして、「これが巷で噂のセックスか!そうか、この人達は楽しいのか!」とチェリーな発想をしたのでした。いまでもあの感覚は、初めてAVを見た衝撃、としか形容できません。
さて、ダンストリエンナーレトーキョー2012で見た作品は2つ。
オムニバスのダンスフィルム『ダンスと都市空間・ダンスと建築』と、ヤスミン・ゴデールの『LOVE FIRE』でした。
本当は、日本人の舞台を複数上演する『JAPAN FOCUS』というプログラムも見るつもりだったのですが、チケット予約だけして安心して支払いを忘れるという失態を犯して見る事ができませんでした…!ばかっ!
『ダンスと都市空間・ダンスと建築』@渋谷イメージフォーラムは都市工学を勉強中の友人と見に行きました。
ラインナップは以下。
『風の景色』監督:大内田圭弥 振付:土方巽(1976)
『ダニエル・シュミットの大野一雄』監督:ダニエル・シュミット 出演:大野一雄 撮影:レナート・ベルタ(1995)
『水の話』監督:ヴィットリオ・ネヴァーノ 振付:カロリン・カールソン(1988)
『私のタンゴ』監督:ヤナ・ボコヴァー(1985)
『スティック・オン・ザ・ムーブ』監督:プー・ケイ+エリザベス・ロス(1983)
『ルーフ・ピース』監督:バベット・マンゴルト 振付:トリシャ・ブラウン(1973)
『ビルの側面を歩き降りる人』振付:トリシャ・ブラウン(1970)
『ヤマカシ』監督:アリエル・ゼトゥン 原案:リュック・ベッソン(2001)
『Mammame』監督:ラウル・ルイス 振付:ジャン=クロード・ガロッタ(1986)
『サーカムナビゲーション(リガ)』監督・振付:N+N・コルシノ(1992)
『トピックII』監督・出演:パスカル・バエス 出演:サラ・デニゾー、ローレンス・ロンドーニ、ジェローム・ベル(1989)
『Muurverk』監督:ヴォルフガング・コルブ 振付:ロクサーヌ・ウィルマン(1987)
『ローザス・ダンス・ローザス』監督:ティエリー・ドゥ・メイ 振付:アンヌ=テレサ・ドゥ・ケースマイケル 出演:ローザス(1997)
全部良かったのですが、その日は『ダニエル・シュミットの大野一雄』がどんぴしゃりでした。ダンス、風景、音楽、水の音、汽笛、全部ステキです。
ヤスミン・ゴデールの『LOVE FIRE』@青山スパイラルホールは、会社の後輩と見ました。1ヶ月ぐらい前から約束していたのに、チケット買えませんでしたと平謝りして、2人で当日券に並びました。はー、緊張した。買えてよかった。
ポップで残酷で、情熱の率直さが可愛らしくて狂気的でもう「私は何を目撃してしまったのか」という感想です。ゴムで出来た内臓が飛んで来たり。ほんとチケット買えてよかった(涙)
その日は、『LOVE FIRE』の後、ひとしきりお互いの好きなものを語って、野外で行われていた東京ELECTROCK STAIRSのパフォーマンスを見ました。そのまま帰るのは申し訳ないので、渋谷パルコで行われていたCP展も見て、後輩とさよならしました。
そして私はその後は別の友人と、新宿2丁目で行われたイベント「真夜中は別の顔」に行きました!満足、満足。
2012年10月1日月曜日
ワタリウム美術館いろいろ
庭園倶楽部の中国研修
三日間で上海、杭州西湖、蘇州拙政園をめぐるすごい弾丸ツアー
無理矢理組んだぎっちぎちの行程で、頭に詰め込められるもの全部詰め込んで来た。と言いたいが、ほぼ寝てた。
ほとんどの時間を飛行機か高速バスに乗っていた3日間だったので、とても良く寝た。
この件に関しては、確か澁澤龍彦が、人間は速く移動すればする程眠くなる、的な新幹線批評を書いていたので仕方ない。
そもそも、なんで庭園倶楽部に入ったかというと、決して私は庭園が好きな訳ではない。
ただダイレクトに季節を感じられるものが好きだ。
梅や藤が好きだ。花見に合う酒を選ぶのが好きだ。筍やハモやしめ鯖を買ってじっくりお酒を選ぶのが好きだ。
実家近くの国立公園にドングリ拾いに行ったり、和菓子を食べに小石川後楽園に行ったり、自転車買って向島百花園に行ったりする程度。
いつかは、縁側に座って季節の草花を楽しみながら友人と酒を飲むのを夢見ている。景色を眺めて「風が気持ちいい」と言って酒を舐めたい。妄想が止まらない。
他の参加者は、庭を見に全国巡るぐらいだから、私はただの子どもの趣味なんですよ。
中国で得たことは、「庭園とはそうゆうことか!」そして「観光とはそうゆうことか!」。
■庭園とはそうゆうことか!@上海豫園、蘇州拙政園
庭園はMan-made Landscapeだからね、と先生が何度もおっしゃっていました。
囲まれた狭い(日本人的には十分広いが、ここが大陸であることを考えると狭い)土地を如何に楽しむか。一線を退き、北京から隠遁生活をしにやってきた大金持ちが、あと何十年も過ごすこの狭い庭で、何をしたかったのか。
客人をもてなす。若い娘と遊ぶ。詩を読む。食料を確保する。労働機会を創出する。
「こ、これはディズニーランドではないか」と思わせるような入り組んだ道、壁の隙間、橋、鏡、木、池。
庭は古代から、必要だったんですね。
■観光とはそうゆうことか!@杭州西湖
古代から漢詩に読まれ、水墨画に描かれる美しい西湖。
近代化によって水質汚濁、水面低下、下流の洪水問題が浮上し、西湖を管理する行政は立ち上がった。
西湖の水質汚濁の著しい区域の工場、民家(というか町全体)を立ち退かせ、近くに浄水場も作り、西湖全体に街路樹を植え、西湖十景を再現。観光名所をつくり集客、船での交通(つまり商売)を発達させ、もちろん既存の漁業も保護する。伝説の西湖を蘇らせた。
個人の財産という価値観の無い共産党政権下だから出来るカミワザです。
少々、荒さの見え隠れする場所ですが、「ここ良いよ!」と言われると人間はみな見たくなるのですよ。
先生は、東北の復興もこうあるべきだと何度も主張していました。西湖の復活も、根本は治水だったのです。
帰国して疲れも残るあいだに、ワタリウム美術館で『夢見る美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術』の出版記念パーティーがありました。
実はこの本、中国移動中にせっせと読んでいたのです。
錚々たるたる芸術関係者の中にまぎれ、ただのワタリウム美術館ファンは、進士先生に挨拶し、しっかりご飯もお茶も和菓子も特別映像も全部楽しみ、夜の町に繰り出しました。
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